完璧なんて丸めてポイッ。
おしゃれな人になりたいし、
メイクが上手な人になりたいし、
肌が綺麗な人になりたいし、
成績が良い人になりたいし、
英語がペラペラになりたいし、
お料理上手になりたいし、
いつもご機嫌な人になりたい。
人それぞれ、「素敵な人」の定義は違うけど、ほとんどの人がその「素敵な人」になれたらなぁって思ってるんじゃないかな。
わたしも思う。めちゃくちゃ思う。心から思う。
朝起きて、パッと魔法みたいに上記のような人間になってたらもう人生バラ色なんだろうなぁ〜。
知らぬ間に完璧主義になっていた。
わたしは、完璧主義から程遠い人間だと自負していた。人間だから、できないことがあるのなんて当たり前じゃんとも思っていた。
だから、大学受験のときは全く勉強しなかった。学校の成績が悪くても、模試の成績が悪くても、どうでもよかったし、それらを完璧にしたいなんて微塵も思わなかった。
でも、前回の自己嫌悪の記事を書いてて気付いたことがあって。
周りと自分を比べて、「あの子みたいに問題解けるようになりたい」って思ってたのって、その子が正解な答えを書いたときだけだった。
その子だって不正解の答えを書くことはあるのに、その状況は眼中にも入ってなかった。
そして、勝手に自分の中で周りの子を完璧な子たちだと思い込み、わたしもあんな風になりたいって思ってた。
いや、これって知らず知らずのうちに、完璧追い求めてない?笑
正直自分でもびっくり。
自分が完璧求める人間になるとは、夢にも思ってなかった。
自分に対して、知らぬ間に完璧主義になっているかも。
初めに挙げたように、「こうなりたい」「こうなりたい」と思うけれど、実際にできないと落ち込む…。それってもしかしたら完璧主義の入り口なのかもしれない。
私はそれが辛かった。できない自分が許せなかったから。
もし、自分が追い求める完璧を達成したとする。すごい長い道のりだと思うけれど。
でも、それを達成する頃には、自分の中で他の完璧が出来てると思う。
完璧って一種の目標みたいなものかもしれないね。
完璧を目指すんじゃなくて、昨日の自分より素敵になることを目指す。
完璧を目指すと、出来ないところが許せなくなる。だって、それは完璧じゃないから。
でも本当は、その出来ないところから学んでいくべきなのに。
その出来ないところがあるから、知識を深めて、自分をより良くできる。
出来ないことを受け入れて、毎日変わり続ける。
〈毎日〉変わっていくんだよ?それは、ただひたすら、より良くなろうとすることだ。人は〈違うもの〉になって初めて〈より良く〉なれるんだから。それも、一日も欠かさず変わらないといけない。いいかい、これはものすごく大切なことだ。
毎日変わるための材料となるのは、自分の出来ないことや間違っていること。
日々、変わり続けることを意識したら、自分の足りないところや間違いに自ら気づくチャンスが増える。
気づいたら、ちょっぴり辛いかもしれないけれど、できない自分を認めて、許してあげる。そして、毎日それらを変えていく。
私の好きな言葉で“done is better than perfect(完璧を目指すよりまず終わらせよう)”って言葉があるんだけど、その通りだなって思う。
完璧はもうそこで止まってる。完璧のまま。その一方で、何かをしたらもうその瞬間に前の自分より成長してる。
完璧を追い求めるって選択肢をするのも自分だし、変わり続けるって選択肢をするのも自分。
だったら、私は常に成長してるほうがかっこいいなあなんて思っちゃう!
人生は進化だ。そして進化の素晴らしいところは、最終的にどこに行き着くか、まったくわからないところなんだ。